昨年のこと
「タトゥーのデザインの依頼はお受けいただけますでしょうか?」
この時のことは忘れられません。
私は、デザイン書家として、ロゴ、名刺等制作はしていました。ミュージックタイトルを書かせていただくことで、表現する楽しさも知っていました。しかし、私の活動方法は合っているのか、「想い」は伝わっているのか、表現できているのか、自己満足なのではないか……等、葛藤していた時期でした。
そんな時のお声がけでした。
私は即答していました
「タトゥーのデザインお受けすることは可能でございます。」
この時から、私の中で表現方法が変わった気がします。
お客様と打ち合わせを重ね、彫る文字の意味、なぜ、この文字なのか、そして彫る場所……
タトゥーについても色々調べました。
タトゥー(TATTOO):針先に付着させたインクを皮膚の真皮まで入れ、様々に模様などを描く身体装飾の一種。自己表現、宗教的なもの、入れる方の理由はそれぞれです。
一度入れたら除去することは難しいタトゥー
私が、大切なタトゥーデザインとなる「書」を書いても良いのだろうか……
何度も何度も書いては捨て書いては捨て、を繰り返す中で自問自答を繰り返しました。
私は、ロゴ、名刺制作でも、お客様のご期待に添えるか毎回緊張し、考え過ぎて眠れない、を繰り返すのですが、今回のタトゥーのデザインの緊張感は今までの緊張感とは違うものがありました。
ただ、私は使命のような気がしていました。私自身が自己表現に悩んでいたからです。
「お客様、私が納得いく作品をつくる!!!」
そして
吹っ切れ完成した作品がこちら
「天網恢恢疏而不失」老子73章より
あえてこの言葉の意味、お客様の想いに触れることは避けますが
このタトゥーのデザインが、私の活動の幅を広げてくれたことに違いはありません。
私に大切なタトゥーのデザインを任せてくださった、お客様、
丁寧なお仕事で、筆文字を再現してくだっさった彫り師の先生に感謝申し上げます。
この後、私は、タトゥーのデザイン、そしてタトゥーシール制作をすることになります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
タトゥーデザイン、タトゥーシール等、明(Aki)の活動はInstagramで発信しています
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