体幹トレーニング。
ヨガ、バレエ、体操・・・身体の中心を意識し上手く使うことを教えてもらうと思います。
実は、字を書く上でも、「中心」というのはとても大切なんです。
小学1年生の国語のノートは、マス目があり、たて、よこに中心線が書いてあります。
なぜでしょう?
試しに、小学1年生にマス目のない、真っ白な紙に字を書いてもらいます。すると・・・
「線がないから、むずかしいよ~」
と声があがります。
高学年になると、マス目のない線のみのノートに、すらすら書くようになります。
しかし、書いた字はどうでしょうか?
1年生の書いた字と、高学年の書いた字を比べてみると、意外と低学年の書いた字の方が読みやすかったりします。
1年生は文字覚えたてです。1文字1文字書くことに一生懸命です。
マス目や中心の線も意識して、字を書いています。
文字はバランスが大事です。
たての中心線、よこの中心線を意識することで、字のかたちは自然と整ってきます。
特にたての中心線を意識せずに書くと、いびつな形の字になってしまいます。そのいびつな字がつながると、文章もななめになってしまったり、くねくねと曲がってしまいます。
そうなると、字だけでなく文章全体が読みにくいものになってしまいます。
中心を意識しましょう。
それだけで少し、字は読みやすくなります。
字の体幹が鍛えられるからかもしれません。