塾の先生が求める「きれいな字」とは?

書き方

先日、小学5年生のお母さまから、こんなお問い合わせをいただきました。

「うちの子、字がきたないの。どうしたら上手に書けるようになるかしら?」

お話と聞いていると、通っている塾の先生から、「字がきたないと受験で落とされてしまう」と言われ、心配になったそうです。

実際に、字のきれい、きたないで試験の合否にどのような影響があるのかはわかりませんが、いずれにしても「読む相手がいる」ということは、「読みやすい字」を書くにこしたことはないでしょう。

おそらく、塾の先生が伝えたかったことは、

きれいな字=お手本のような美しい字

ではなく

きれいな字=読みやすく書かれた字

ではないでしょうか?

「読みやすい」というのは、誰が読んでも読み間違えない字とも言えます。

普段、字を書く時というのはどんな時でしょうか?

誰かに、何かを伝えたいときに書く。

自分が、何かを忘れないために書く。

普段の生活の中で、字を書く場面はさまざまありますが、「書くこと」そのものが目的となっていることは、意外と少ないのではないでしょうか?

メモ書きのように、さっと書く。

でも、読み返したときに、書かれた内容をすぐにを理解できなければ、意味をなしません。

算数であれば、一生懸命問題を解いたのに、見直すと「何て書いたんだっけ?」と、自分が書いた字を読み間違ってしまうなんてこともあります。

そうならない為には日頃から、意識して文字を書くことです。

きれいな字は、お習字教室等に長く通い字のお勉強をすることが必要かもしれなせん。
読みやすく書かれた字は、だれでもすぐに書くことができます。

守ることは3つ

・正しい姿勢
・正しい持ち方
・丁寧に書く

そんなことか。と思われるかもしれません。でも、その基本的な事をするだけで、きれいに書けます。

 

さっと書いても、丁寧に書いても かかる時間はそんなに変わりません。
間違えや読み書き直しを考えると、丁寧に書いたほうが早いくらいです。

ちょっと意識するだけで、誰でもすぐにきれいな字が書けますよ。